●ドロドロ vs ビューティフル 天才保育ランドにこにこサンズの仲間募集!
●ドロドロ vs ビューティフル
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
細矢です。
最近、寒くなってきましたね。
『寒い』と聞くと
あなたは何を思いでしょうか?
恥ずかしい話ですが、
私は『犬』を思い出します。
そう、ワンワン吠える犬です。
なぜ、『犬』なのかというと、
抱いて寝ると『温かい』からです。
私はあまり裕福な家庭で育ちませんでした。
だから我が家にはエアコンがありません。
バブル真っただ中でも、
石油ストーブが一台あるだけ。
家の中では布団をマントのように巻いて、
ご飯を食べたり、TVを見ていました。
だから寝るときは『せんべい布団』に
『愛犬』と一緒に入り、ぬくもりを
感じながら寝ていました。
我が家の懐かしい風景です。
そして、もう一つ思い出す風景は、
夜中に開けるとまぶしい空っぽの冷蔵庫です。
真っ暗闇で開ける冷蔵庫の光は
まぶしかったです。
我が家は男三人兄弟でした。
さらには謎のカップルも住んでいました。
だから、親が買って来てくれた食べ物は
一瞬でなくなります。
それでも食べ物があることを期待して
冷蔵庫をあけるのですが、
当然ながら中身は空っぽ。
夜中に空腹で目が覚めたとき、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
真っ暗闇の中、空っぽの冷蔵庫の前で
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
立ちすくんむ自分を今でも覚えています。。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
特に冬の台所は寒かったです。
床がキンキンに冷えるので
子どもの小さな足には
痛いぐらいに冷たかったです。
子ども時代は明るく元気に過ごしましたが、
この時だけは、寂しかったです。
ひもじかった記憶が鮮明にあります。
ただ、私はまだましな方でした。
友達のTくんの家はシングルマザー。
今、思い出すと壮絶でした。
食事も満足に食べれるわけもなく
お風呂は毎日入れません。
子どもは非情ですから、
そんなTくんがそばにくると、
「くさい!くさいっ!」
いじめられていました。
昔のコントにあったように、
教室で何かトラブルがあると、
「Tが犯人だ!あいつが犯人だ!」
と決めつけられていました。
そんな小学生時代だったので、
彼は中学でもいじめられ、
それ以来、未だに引きこもりだそうです。
彼は生まれた環境が違うだけで
ご飯もろくに食べれず、
お風呂もまともに入れませんでした。
生まれた環境が違うだけで
彼の人生は未だに明るい兆しは見えません。
「昔はみんなが貧しかったから」
そんな言葉では片づけられないレベルの
苦労を味わっています。
・・・
「細矢さん、いきなり何の話ですか?」
と思う方もいると思います。
いきなり中途半端な貧乏自慢をされても
どう反応したらいいのかわからないですよね。
なぜ、このような話をするのかというと、
私が運営しているNPO活動を見て、
「なぜ、儲かりもしないNPOなんて
やってるんですか?」
という質問が多いからです。
細矢=商人=お金を稼ぐ
という印象が強いので
たまにフェイスブックにアップされる
NPO活動に驚かれるようです。
最近の活動風景はこちら
で、
今回、色々と考えました。
「なぜ、こんな儲からない活動をしているのか・・・」
原因が思いついては消え、
消えては思いつく。。
ずっと考えていた結果、
活動する理由がよくわかりました。
綺麗ごとぬきに言うならば、
『ドロドロした私のコンプレックス』
が根底にありました。
活動の発端は地元商工会からの依頼ですし、
ビューティフルでナイスな綺麗ごとは
いくらでも言えます。
しかし、本当のところは、決して
裕福とは言えない家庭で育ったから。
子ども時代に味わった
悔しくて、情けなくて、ひもじくて、
みっともなくて、見下されて、
すべてに諦めていた子供時代を
やり直せるならやり直したいから
だと思います。
私はダサい人間です。
未だに心の奥底では、
お腹いっぱいにご飯を食べたり、
綺麗な洋服を買ってもらっていたり、
親と仲良く遊んでいた同級生が、
羨ましいのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜
クリスマスプレゼントを貰えたり、
両親と旅行に行けるような家庭に
未だに嫉妬しているのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
心の奥底ではドロドロした
コンプレックスの塊が
渦巻いていたのです。
ただ、過去をやり直したいといっても
過去にさかのぼれるわけはありません。
「どうしたらやり直せるのか?」
という問いに、たまたまNPOが
結びついただと思います。
だから、10円子ども食堂の話をすると、
「細矢さん、社会貢献ですね!」
とか、
「10円子ども食堂なんて
子どもたちのために素晴らしいですね!」
というお声を頂きますが、
そんな美談ではないのです。
真冬の冷えた台所の暗闇で、
空っぽの冷蔵庫の前で立ちすくんでいた幼い自分が、
目の前にいる子ども達に自分を重ね合わせ、
「頑張れ!諦めるなよ!やればできるぞ!」
「苦しかったら逃げてもいいんだ。大人に頼ってもいいんだぞ」
「今は欲しいものが買えなくても大人になってから買えばいい」
「大丈夫だ、お前なら大丈夫だ」
と励ましているのだと思います。
親が子供に夢を託すように、
幼い私が出来なかったことを
託しているのかもしれません。
富裕層が紅茶でも飲みながら
始めたような活動ではないのです。
せっかく賛同を頂き、褒めてくれた方の
夢を壊してしまったら謝ります。
ごめんなさい。
でも、これが私にとっての
活動の原動力です。
キッカケの根底です。
ただ、こんな私たちでも、
最近は活動を支援してくれる方もいます。
今は芽が出たばかりの団体ですから、
チッポケで吹けば飛ぶようなレベルです。
いつ芽が潰されるかもわかりません。
しかし、私たちの活動が大木に育つことを
願ってくれる人たちがいます。
「取れたトマトをみんなで食べなよ!」
とか、
「手伝えることがあれば何でもいってください!」
という支援者が少しずつ現れてきました。
活動を始めたころは、
「売名行為だ!」
「細矢は選挙にでもでるんではないか!?」
など、心もとない誹謗中傷を受けましたが、
少しずつ浸透してきました。
本当に嬉しい限りです。
小さな私たちの活動が
少しずつ広がりつつあります。
そして、この活動を今以上に
広げていければと考えています。
共に未来を創造し、
共にアイディアを出し合い、
共にアイディアを形にしていく仲間を
増やしたいと思っています。
そこで、もし、あなたが
「細矢と一緒に活動をしたい!」
「支援をしたい!」
「細矢と一緒に夢を叶えていきたい!」
と1ミリでも思ってくれたならば
私たちの仲間になりませんか。
今回、それなりの経験を積んだことを踏まえ、
継続的なご支援を頂ける『仲間』を募集いたします。
金銭的なご支援だけでも嬉しいですが、
それだけでは終わらせず、
オンラインサロン風に
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何でも相談できる仲間の輪を
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
創っていきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜
ソールメイトと言える仲間と
出会える『場』にもしたいと思います。
ぜひ、私たちの活動に賛同、参加頂ける方は
ご支援を頂ければ幸いです。
私たちと一緒に活動していただける方は
今すぐこちらから↓
https://niconicosanzu.org/donate/
細矢ますゆき
追伸:
今回、継続的な支援を頂いた方には
『今月の11月29日には試食会』
に、ご招待いたします。
東京駅から40分で到着するJR蘇我駅近辺で、
10円子ども食堂の試食会を企画しています。
みんなでワイワイと言いながら
試食品をパクパク食べながら
今後のメニューの方向性を
検討していきたいと思います。
子どもの笑顔が好きな方は
ぜひ、ご支援をお願いいたします。
この日だけは私もビジネスを忘れて
にこにこしながら参加します。
会場の関係で先着10名さま程度を
予定しています↓
https://niconicosanzu.org/donate/
- 2019.11.06 Wednesday
- パートナー募集
- 12:00
- comments(0)
- -
- -
- by 細矢ますゆき