売春宿の男(成功法則)
JUGEMテーマ:独立開業・起業
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細矢です。
むかし、むかし、ことです。
売春宿で門番をする男がいました。
見栄えもよくなく、給料も安い。
人に誇れる仕事ではありませんでした。
しかし、売春宿の男は
読み書きができません。
しかたなく仕事をつづけました。
ところが、ある日、売春宿の
オーナーが死んでしまいました。
そして、二代目を継いだ息子は
売春宿の男に言います。
二代目:
「これからは数字管理が大切です。
明日から報告書をだしてください」
売春宿の男:
「だんな、あっしは字が書けませんぜ」
二代目:
「じゃぁ〜、お前はクビだな」
売春宿の男は仕事を失いました。
明日からどうやって食べていこうか・・・。
悩む日々が続きます。
そこで、あることを思いつきました。
それが大工の仕事です。
売春宿の男は売春宿では、
ちょっとした大工の仕事をしていました。
家具を直したり、ベッドを直したり、
時に家屋を直したりしました。
そこで、金物屋のない村を出て、
歩くと何日もかかる遠くの街で
工具を買いそろえたのです。
家に戻ってある日のこと、
隣に住んでいる男がやってきました。
隣の男:
「おっ?金づちをもってるなじゃないですか?
それをかしてくれませんか?」
売春宿の男:
「これは貸し物じゃない。
商売道具だから貸せないんです」
隣の男:
「じゃ、貸し賃をお支払いいたしましょう。
それならば、あなたも損はないでしょう?」
売春宿の男は金づちを貸すことにしました。
大工の仕事は毎日あるわけでないし、
お金を貰えるならばその方がいい、と
考えることにしたのです。
そして、数か月後。
興味深い変化が訪れました。
金物屋のない村なだけに、
工具を貸してくれ、という依頼が殺到。
貯めたお金で工具の販売店もはじめたら、
大行列の大繁盛。
売春宿の男は大金持ちになったのです。
そして、売春宿の男はある事を思いつきます。
「そうだ、村に恩返しをしよう。
学校でも作ってあげよう」
売春宿の男は村に小学校を寄付します。
それを見たある村人は売春宿の男に言います。
村人:
「サインをお願いできますか?」
売春宿の男:
「私は読み書きができないんです」
村人:
「読み書きができないのに大成功したのですか?!
もし、読み書きができたならば、どんなに大きな
事業を成し遂げられたことでしょうね」
そして、この質問を聞いた売春宿の男は
にやりとしながら答えます。
売春宿の男:
「読み書きができたなら・・・?
その質問には答えられます」
売春宿の男:
「読み書きができたならば、
私は今でも売春宿の男として
働いていたと思います」
じゃんじゃん。おしまい。
いかがでしょうか?
私はこの物語が大好きです。
読み書きもできない普通以下の男が
大成功をする話は、聞くたびに
胸がわくわくします。
人は自分の強みをフォーカスします。
私は〇〇ができるから、
〇〇をやってみよう。
私は〇〇が好きだから、
〇〇で挑戦してみよう!
これは素晴らしいことだと思いますし、
8割以上は、正解でしょう。
でも、世の中には、自分の弱みがキッカケで
自分の強みを見つけることがあります。
弱い人間だからこそ、強くなれる人間もいるのです。
例えば、私。
私は貧乏で無学で、何をやっても
長続きしませんでした。
だから、ろくな就職先が見つからず、
親からはゴキブリ扱いされました。
上場企業への就職や公務員なんて
夢のまた夢でした。
しかし、就職できないおかげで
インターネットビジネスと出会いました。
起業したので就職せずにすみました。
自宅が仕事場になったので、
苦手な通勤もする必要がなくなりました。
また、何事も三日坊主だったおかげで
不動産投資に出会いました。
不動産投資は一度買ってしまえば、
あとはほったらかしでいいので
私の性格にぴったりなのです。
これらの宝を手に入れた原因は、
無学で貧乏で長続きできないおかげです。
私が高学歴で何でもやり通していたら
今頃は中途半端な会社の管理職で
ひィひィ言っていたことでしょう。
だから、いいます。
もし、あなたが、
自分が好きになれない。
自分の強みに気付けていない。
という状況でも安心してください。
むしろ、強みのない自分を
好きなってください。
強みに気付いていないならば
枠にはまる必要がない。
未来の可能性は無限なのです。
頑張っているあなたを
温かい目で見守ってください。
「おれ、強みが無くても
頑張ってるってすげぇよな!
他人の何倍も努力してるよな」
と褒めてあげてください。
売春宿の男は読み書きができないから
新しいチャンスに出会いました。
私も社会不適合者だったから、
今の仕事に出会えました。
もちろん、私は宗教家ではありません。
何が正解とは言いません。
しかし、弱みがあるからこそ、
個性を発揮できる居場所は必ずあります。
今はその居場所に気付いていない
だけなのです。
「私には強みがない」
「私には他人に誇れるものがない」
「私は三日坊主だ」
それは素晴らしいことです。
両手を広げてウェルカムと
抱きかかえたいぐらいです。
自分の弱みに気付いたときこそ
人はもっと強くなり、自分の
居場所を見つけられるのだと思います。
ではまた!
細矢ますゆき
- 2019.09.09 Monday
- マインドセット
- 10:20
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