マラソンすると貧乏になる理由
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細矢です。
陸上競技は好きですか?
走ったり、ジャンプしたり、
鉄の玉を投げたりする競技です。
これは個人的な意見ですが、
私は大嫌いでした。
「なぜ、自転車や車のある時代に
走らなければならいのか?」
30年前の子供の頃から
意味が分かりませんでした。
だから、マラソンの練習も、
かけっこの練習もしたことがありません。
その時間があるならば、
ビックリマンチョコのシールを売買し
お小遣いを稼いでいました。
高校時代になるとさらにエスカレート。
マラソンの授業は学校の外を走るのですが、
近くの公園で遊んでいました。
学校に戻ると次の授業が始まり、
誰もいないことが多かったです。
だから陸上競技にハマっている人を見ると
全く意味が分かりませんでした。
あなたは陸上競技は好きだったでしょうか?
なぜ、今日はそんなことを言うのかというと、
『陸上競技にハマらなくてよかった』
と強く思うからです。
私が7歳に頃に感じた、
「なぜ、自転車や車のある時代に
走らなければならいのか?」
という疑問は、正解だったと
実感しているからです。
たとえば、プロ陸上競技選手の年収って
いくらか知っていますか?
多くの場合、社員選手の収入は、
同期社員と同等の基本給+競技者手当です。
基本給の額は企業によって違いますが、
いわゆる一般社員やOLと同程度。
だから就職1年目で年収200万〜300万円ていどです。
しかも、就職した会社によっては、
競技者手当てのないところもあります
実はアルバイトを一生懸命にやっている
大学生と年収が変わりません。
だから、どんなに足が速くても、
高くジャンプできても、
社会人になったら一般人と一緒。
収入的な観点からでは、
何もメリットがありません。
メリットあるとしたら、遅刻しそうなときに、
猛ダッシュで遅刻を回避できるぐらいしかないのです。
あなたはこの現実を知っていたでしょうか?
なぜ、このような話をするのかというと、
もし、あなたが子供にお金の苦労をさせたくないならば、
子どもの青春時間の使い方は工夫した方がいい、
ということです。
たとえば、私の学生時代のときに、
マラソンばかりをする同級生がいました。
彼は毎日、毎日、数時間にわたる練習し、
血のにじむような努力をしました。
しかし、上には上がいます。
残念ながら県大会すら出れず、
その後に普通の会社に就職しました。
走ること以外は知らないので
特筆すべき能力はありません。
今では単純作業の日々をこなし、
ロボットやAIに仕事を奪われ、
リストラに怯えるおじさんになっています。
中学、高校の約6年間で投資した
4500時間のリターンはほぼありませんし、
その時間は二度と帰ってきません。
その一方で、学生時代は
『おたく』とバカにされた同級生がいます。
彼は運動はそこそこに
ゲームやパソコンを組んで遊んでいました。
彼はプログラミングを誰よりも早くマスターし、
プログラム会社に就職。
今ではゲームを開発したり、セキュリティシステムの
開発をしたりしています。
そして、高級マンションに住み、
海外旅行にも頻繁にでかけています。
なぜ、こんなに大きな差が出たのでしょうか?
それは現代社会に必要とされている能力が違うからです。
現代では、足が速い少年がいても、
誰も価値を感じません。
県大会レベルの陸上大会でも
そこにいる観客は身内か親族ぐらいです。
誰もそこに価値を感じていないので
会社を休んでまで見に来る人はいません。
さらには、走る姿をユーチューブにアップしても
再生回数は、限界があることでしょう。
逆に『おたく』はどうでしょうか?
朝から晩までゲーム実況をしている人は
どうでしょうか?
古い年代の人からすれば
「どうせゲームするだけだろ!?」
と思うかもしれませんが、
ゲーム実況で親よりも稼ぐ
月収100万円プレイヤーはうなるほどいます。
先ほどの企業スポーツ選手の年収を
数ヶ月で稼いでしまいます。
さらには、『Dota2』というゲームでは、
2016年のシアトル大会では、
賞金総額 $ 20,770,640 (23億1000万円)
もの賞金が出たそうです。
国内ゴルフの賞金総額よりも
遥かに高いことが分かると思います。
人気のゲーム大会風景
https://gyazo.com/7cb5720be432a9fe25d47d489e9cb9f0
これからの30年は、
AIに人間の仕事がどんどん奪われて
余暇の時間が増えることが明らかです。
ゲーム開発者などは、今後も高いお給料を
得られることは明らかですよね。
それらを考えると大切な子供の青春時間を
・誰も価値を感じない陸上競技をさせるのか?
・未来に価値があがるモノに時間を投資するのか?
を考える必要があることは一目瞭然ですよね。
※陸上競技はあくまでも一例です。
そして、体を思うように動かせることは大前提です。
古い教育にしがみつき、むやみに走らせているだけでは
時代に取り残されることも明らかです。
「あいつ学生時代はかっこよかったのにな。。。」
と同窓会でバカにされることは回避できないことでしょう。
ぜひ、あなたにもお子様がいるのであれば、
未来を見据えた教育をお勧めいたします。
早い投資を行えば、余計な苦労せずに
豊かで安定した未来を構築できます。
ではまた!
細矢ますゆき
追伸:
このような話をすると、
必ず反論する人がいます。
ただ、そのような人に以下の質問をいつもしています。
あなたが母校の部活動に募金をした金額と
あなたがスマホやゲームに費やした金額を
比較してみてください。
たくさん費やした方があなたが体感している
経済的な価値ですよ、と。
あなたはどちらの方が金額多いでしょうか?