ブラック企業で働く意味があるのか?
細矢です。
衝撃的な記事を読んでしまいました。
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「体が痛いです。
体が辛いです。
気持ちが沈みます。
早く動けません。
どうか助けて下さい。
誰か助けて下さい」
2008年6月、26歳の女性社員が
亡くなる1ヵ月前に手帳に書いていた。
Mさんは入社してわずか2ヵ月で自殺した。
Mさんは過労死ラインをはるかに
上回る残業を強いられ、精神疾患と
過労自殺に追い込まれた。
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最近耳にする『ブラック企業』で
おきた悲惨な事件の実話です。
読んでいて言葉に詰まってしまいました。
あなたはこの『ブラック企業』について
どう思うでしょうか?
この『ブラック企業』と
どう接したらいいと思うでしょうか?
実は、私が前に働いていた会社は
今考えると強烈なブラックでした。
平日は朝8時から深夜25時までの
17時間労働は当たり前。
土日もサービス出勤当たり前。
月のサービス残業は少なく見積もっても
200時間オーバーでした。
そんな過酷な状況で三ヶ月間休みなし、
そんなことはよくありました。
さらに、印象深い出来事は、
突然、深夜のバイトが失踪したことから
24時間勤務を三日間連続でしたことが
あります(笑)
そんな職場ですから、
私の前任者はノイローゼで退社し、
隣にいた課長は胃がんで入院していました。
現場管理の仕事なので、日中は肉体労働。
深夜は管理業務…。
奴隷のように働きました。
なので、この女性の気持ちは
多少なりとも分かる気がします。
…
……
今、このような過酷な労働環境に対して、
いろいろと言われています、
が、
興味深いことがあります。
それは意見が真っ二つに分かれることです。
『経営者』を擁護すれば『労働者』に叩かれ
『労働者』を擁護すれば『経営者』に叩かれる。
どちらの立場でも意見を言えば
必ず反論が出ます。
これは立場が違うので仕方がないことでしょう。
あなたはどう思うでしょうか?
ブラック企業で働くことにどう感じるでしょうか?
私の立場はどちらかというと、
『嫌ならすぐにでも辞めるべき』
と思っています。
嫌なら次の日から出社しなければいい。
そして、次の仕事をサッサと
探すべきだと思っています。
あなたを必要としている経営者は
視野を広げればたくさんいます。
その人の元へ今すぐ行くべきです。
もちろん、こう言うと
「ローンの返済だってあるし、
食費を稼がなければならない。
どうしたらいいだよ!?」
という方もいるでしょう。
それも分かります。
ただ、冷静に考えると、
多くの方は実家があるでしょうし、
或いは、友人だっていることでしょう。
そこに数日ぐらい寝泊まりして
再起を図ることも出来ます。
それに『借金だらけ』になっても
自己破産して、スッキリしてから
再起をかけてもいい。
冷静に考えると会社を辞めたぐらいでは
それほど『ビビる』ことはないのです。
「でも…それはあんたの意見で…」
という具合に反論するかもいるかも
知れませんが…。
ただ言えることは、
何をやっても失敗はつきものです。
ブラック企業に就職したのも失敗だし、
転職しても失敗があるかも知れない。
ビジネスと一緒で失敗は当たり前だと思い
次に行くしかありません。
誰だって常に未来に対して不安があります。
自分の考えが合っているかすら自信はありません。
そして、
『決断』をする気持ちを強めれば強めるほどに
それと比例して不安も大きくなるものです。
なので「辞めよう」と強く思うほどに
その反対の力もあなたにかかってくるものです。
だから、悩んだ時こそ、そのことを理解して
次の一手を踏み出してもらいたいと思います。
間違ってもストレスばかりの仕事場で、
命だけは失ってもらいたくはありません。
ブラック企業で頑張ったからといえども
幸せになれる保証も天国に行ける保証も
ありません。
あなたにも違う才能があるかもしれません。
もっと違う選択肢だって必ずあるのです。
私は少なくともその経験をしてきたので
そう思っています。
ブラック企業で働くことは、
経験という意味では勉強になりますが、
命や健康だけは失わないでください。
今とは違う選択肢を選ぶことで
もっと素晴らしい未来がやってくる可能性がある、
そんな自分も想像してみてください。
今とは違うカタチであなたを求めている人は
たくさんいることにも気づいてください。
今とは違う明るい未来が見えてくると思います。
ではまた!
- 2013.09.30 Monday
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- 09:38
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- by 細矢ますゆき