フランチャイズで破産しました。
定年起業で破産する人
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細矢です。
遠い知り合いが廃業しました。
定年退職ではじめた
フランチャイズで
失敗したらしい。
夫婦で夢の焼き鳥屋を
オープンしたののの
あっけなく廃業。
見事に退職金を失った。
30年以上かけて積み上げた
資金が泡となって散ったのです。
多くの場合、フランチャイズは、
資料を取り寄せ、説明会に参加する。
「これぐらいなら、
俺も出来そうだ!」
と思い加入を決意。
ところが、開業してみると
苦労ばかりで利益がでない。
朝から晩まで働いても
お金が残らない。
せっかく売上げても
本部に持っていかれる。
稼いでいるのは、
一部の人間だけだと、
お金がなくなってから
気づくのです。
なぜ、稼げないのか?
理由は簡単です。
多くのフランチャイズは、
運営ノウハウだから。
仕入れや管理システムは
すでに出来上がっているが、
集客システムが、ほとんどない。
あったとして、本部が作った
『なんちゃってチラシのみ』。
こんなチラシはどんなに
撒いても反応がない。
「ほんとうに撒いたのか?」
と鳴らない電話の前で
待ち続けるだけなのです。
さらには、
運営の試算が見事に甘い。
フランチャイズの営業マンは、
「社長、このグラフを見てください。
お客がこうやって増えていくと
1年後には年収2千万円ですね。
うらやましいなぁ〜!」
と大した根拠もないグラフを見せては
夢を煽る。
大した根拠がないものだから、
その夢は一気に崩壊する。
で、
現実に気づいたときには、
廃業の道をたどるだけなのです。
もちろん、こうはいっても
素晴らしいフランチャイズは
多々あります。
フランチャイズ展などにいくと
驚くほどの素晴らしい仕組みを
もった本部もあります。
ただ、多くの場合は、
厳しめに見極めた方が
いいでしょう。
私が尊敬する
『フランチャイズの鬼さん』
は、これらを見破るために、
そのフランチャイズに
アルバイトとして潜入するそうです。
三ヶ月ぐらいは潜入し、
売上げ、利益率、仕入れ原価、
アルバイトの話などを
入念にチェックをする。
で、
これはいける!
と分かってから、
そのフランチャイズを
買うそうです。
フランチャイズを買いたい人は、
これぐらいの事前調査をした方が
いいことでしょう。
お金だけならばまだしも
時間も失ってしまいます。
フランチャイズは否定はしませんが、
基本的には他のビジネスと同じ。
勝ち組と負け組が発生します。
すべての全員が勝てるわけでは
ありません。
入念なチェックはだけは
忘れないでくださいね。
ではまた!
- 2016.06.30 Thursday
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- 08:38
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- by 細矢ますゆき